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東北大学未来型医療創成センター/東北メディカル・メガバンク機構 ゲノム医科学情報学分野主催「クリニカルバイオバンク学会シンポジウム」弊社社員登壇のご案内

東北大学未来型医療創成センター/東北メディカル・メガバンク機構 ゲノム医科学情報学分野が主催事務局を務める「第9回 クリニカルバイオ学会シンポジウム」のイブニングセミナーに、NTTプレシジョンメディシングループの社員が登壇し、「リアルワールドデータの多施設統合解析を実現するJPP : Japan Precision-medicine Platform」について講演いたします。


■開催期間:2024年8月2日(金)~2024年8月3日(土)

■講演日時:2024年8月2日(金) 16:50~17:50予定

■タイトル:「リアルワールドデータの多施設統合解析を実現するJPP : Japan Precision-medicine Platform」

■概 要: 

 近年、前向き臨床試験のデータを補完し、より広い患者集団において治療効果を検討するため、実際に病院における診療を行う際に蓄積された医療情報をもとに観察研究を行う、リアルワールドデータ研究が盛んになっている。最近では日本においてもがんや難病においてゲノム解析結果に基づいて治療方針を決定していく精密医療(プレシジョンメディシン)が保険診療として実施されていることから、ゲノム情報と紐づいた臨床経過が含まれる電子カルテデータに由来するリアルワールドデータも徐々に利用可能になりつつある。
 一方、電子カルテデータの研究用途での二次利用には、とくに多施設の情報を統合してサンプルサイズを大きくする必要がある稀少疾患の場合、個人情報の保護、データ形式の標準化、測定バイアスへの対処といった課題がある。これらの課題に対応しつつ多施設の電子カルテ由来のリアルワールドデータ活用への障壁を下げるシステムとして、Federation Model により個人別患者情報を医療施設外に出さないで統計情報を利用する方法が広まりつつある。NTTグループでは Federation Model を基礎として、国内の医療機関やバイオバンクを含むレジストリ、地域コホートで管理されている情報をカタログ化し、情報の活用を希望する企業を含む研究機関に対して迅速に提供するための枠組みを JPP : Japan Precision-medicine Platform として開始したので、その機能とデータ活用のシナリオについて説明する。

■講  演  者:

NTTプレシジョンメディシン株式会社

データコンサルテーション事業部 

データプラットフォーム部長

稲家 克郎

新医療リアルワールドデータ研究機構株式会社

データサイエンス室長

医師・博士(医学)

岡田 昌史

・IT関連書籍を40冊以上出版

・年間ビジネス書ランキング 全国7位を獲得

・元 NTTソフトウェアイノベーションセンタ 主幹研究員

(NTT研究所にてAI処理基盤を研究)

・筑波大学医学専門学群、大学院医学研究科博士課程修了

・元 筑波大学医学医療系 講師(疫学)

・教科書「Rによる医療統計学」翻訳

・元 東京大学大学病院医療情報ネットワークセンター 副センター長

・元 IQVIAにて医療データベース分析コンサルティングに従事

■第9回クリニカルバイオバンク学会 - プログラム
https://www.clinicalbiobank2024.org/program

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