(報道発表資料)
2023年9月19日
NTTライフサイエンス株式会社
「健康増進プログラムを通じたPHRデータの分析・評価」トライアルを開始
NTTライフサイエンス株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:是川幸士、以下「NTTライフサイエンス」)は、NTTグループ社員の健康増進のため、健康長寿産業連合会(東京都千代田区、会長:澤田純)を協力団体とし、睡眠や食事管理、オンラインフィットネスなどの複数の健康増進プログラムを通じたPHRデータの分析・評価トライアル*1を開始しました。
約半年間のトライアル後、その結果を踏まえた効果検証を行い、本成果を通じて、PHRデータの分析・評価を早期に実現し、健康増進分野へ新たな価値を創出する取り組みを進めてまいります。
*1 本トライアルは、日本電信電話株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:島田明)からの業務委託契約に基づき、NTTライフサイエンスが実施するものです。
1.期間
2023年9月1日~2024年3月31日
2.取り組みの内容
健康増進プログラムは数多くある一方、社員の健康関連データ利活用において、ライフログ(PHRデータ)の取得・活用には課題があるという調査結果*2があります。
企業が保有している健康関連データに加え、社員に帰属するPHRデータを利活用することで、社員の健康状態を把握し、健康増進を一層図っていくことが求められています。
本取り組みは、 参加者の生活習慣アンケート、健康診断結果などを参考にグループ分けを行い、各グループに異なる健康施策を実施します。
効果検証では、アンケート(生活習慣、行動、意識など)、バイタル(体重・血圧)、プレゼンティーズム*3の本人評価、ウェルビーイング*4測定データ、各健康施策の実施により得られたデータ(歩数、睡眠、食事、運動など)を、グループ内およびグループ間で網羅的に分析を行う予定です。この分析結果と考察から導き出した結果をもとに、健康増進効果を検証します。
また、本取り組みの成果は、報道発表や健康長寿産業連合会などを通じて発信していく予定です。
*2 健康長寿産業連合会2023.07.13 『Well-being societyの実現に向けたデータ利活用による健康経営の実践-従業員の健康関連データ利活用の実践及び実態調査を踏まえたデータ利活用の基本ユースケース(案)-』の発表について
*3 何らかの疾患や症状を抱えながら出勤し、業務遂行能力や生産性が低下している状態
*4 身体的・精神的・社会的に良好で満たされた状態にあることを示す概念
3.NTTライフサイエンスの事業ビジョン
NTTライフサイエンスは、これまで蓄積してきた健康・医療ビッグデータの解析による新たな価値を創出する取り組みや、NTTグループが長年培ってきたICTやセキュリティ技術を基に、ヘルスケアデータや遺伝子検査によるゲノム情報などを掛け合わせて解析することによって、一人ひとりに最適化された生活習慣改善のサポートを行うなど、ニーズの高まる健康増進分野へ、新たな価値を創出する取り組みを進めてまいります。
(別紙1)本取り組み
■本件に関するお問い合わせ先
NTTライフサイエンス株式会社
プレシジョンサービス部 坂口・宮田・小林