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第83回日本公衆衛生学会総会でのNTTグループ従業員を対象とした就業世代コホート(NTTコホート)を活用した研究成果発表のご案内

2021年10月に国立研究開発法人科学技術振興機構(以下 JST)による未来社会創造事業に採択された「多層的生体情報の統合による疾患予防システムの構築」*に関して、東京大学医科学研究所、同大学院新領域創成科学研究科と当社による共同研究を行ってまいりました。

この度、この事業における共同研究成果として、NTTプレシジョンメディシンの社員が、第83回日本公衆衛生学会総会にて、口頭発表します。

<開催概要>
第83回日本公衆衛生学会総会
日  時:2024年10月29日(火)~31日(木)   ※当該発表は10月29日(火)
会  場:札幌コンベンションセンター、札幌市産業振興センター
主  催:一般社団法人 日本公衆衛生学会
学会HP:http://jsph83.umin.jp/index.html

<発表者>
NTTプレシジョンメディシン株式会社 メディカルサービス事業部 担当課長 石澤 洋平

<発表概要>
演題番号: O20-2-1
演 題 名:就業世代の企業コホートを活用したCOVID-19の病態と経過分析アンケート調査
発表形式:一般演題口演 第20分科会2(産業保健)
発表日時:2024年10月29日(火) 16:40 ~ 17:40
会  場:第11会場(札幌市産業振興センター セミナールームC)

<発表要旨>
NTTグループ従業員による企業コホート(以下、「NTTコホート」という)を構築し、アンケートによるCOVID-19の罹患有無、対処行動、罹患後症状について調査を実施し、流行性疾患に対する企業コホートの情報収集力と今後の国家的対策に向けた調査の有効性について検討した。
2021年から2023年にかけて、COVID-19の感染拡大に伴う影響について、NTTコホート(約4万人)に対し、相互連携システムを活用しCOVID-19感染症の罹患の有無とその罹患後症状に関するアンケートを2回実施した。
本アンケート結果より、勤労者世代でのCOVID-19の病態と罹患後症状について見ると、高頻度の罹患後症状などは、厚生労働省の令和4年度実施の大規模調査の結果と類似性の高い結果であった。このことから、NTTグループのような全国に拠点がある企業コホートを活用することで、パンデミック時における迅速な情報収集と分析に有用であることが明らかになった。

 *(参考)科学技術振興機構による未来社会創造事業に「多層的生体情報の統合による疾患予防システムの構築」が採択